床柱は床の間を構成する重要な柱
床 柱
 元来床柱用材は、自然の杢・色・つや等、木のもつ特性と熟練された伝統技術により深い愛着を注がれたものが銘木として生まれ変わり、人の心を限りなく満たし温かく迎えてくれるそういうものだと思う。そして、他の柱や内装材との調和の上に立って厳選しなければならないことは当然のことである。また、床柱は部屋を統一し、そのバランスを保つ重要な役目も果たさなければならない、いわば和室の主役といったところである。
 木の性質から見てみると、変形・ねじれ等があるが、それらは木材の乾燥の十分不十分がかなりの影響を及ぼしている。乾燥は主として木材の寸法安定化の目的で行なわれるが、その他に剛性・堅さ等の強度の増大といったいろいろな面においても重要なことである。乾燥の目安として、木の種類等いろいろな条件によって異なるが、半年から一年で乾燥するのが約3cmといったところである。そうすると、12cm角の柱を乾燥させるにはだいたい4〜5年は必要になってくると考えられる。これからもわかるように、生木と乾燥材とでは価格的にも考えても3倍くらいの価格の違いがあってもおかしくはない、またそれだけの値打があるといえる。
 芯持材(芯を持っている材料)と芯去材(芯をはずして取った材)について考えると、芯持材は内外より亀裂を生じやすく材の品質を損じることが多い。このため芯持柱や磨丸太などは背割りをし亀裂を防ぐわけである。これも樹芯に達するものでないと意味をもたない。このため貴重材はみな芯去材として貯蔵される。そして、芯去材は大きな木から取らなければならないこともあり、製材されてできる角柱においては、芯持材より高価であることが理解できよう。
磨き丸太(みがきまるた)
絞り丸太(しぼりまるた)
変木丸太(へんぼくまるた)
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落し掛け(おとしがけ)
床板(とこいた)
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