外国産材
外国産材で銘木といえばまず唐木があげられる。床柱に使われる材質には、黒丹・紫檀・カリン・タガヤサン・ブビンガ・ローズ・ウエンジ等がある。材質的には硬く光沢があり、緻密性を有する。昭和初期までは、角柱や前丸柱が主流であった。前丸等はある程度カンナで削り、仕上げは軟かい砥石で研いて仕上げられた。当時は優良な原木が輸入され、芯去り材が多く取れた。その後、高度成長時代を迎え、徐々に優良材は少なくなり、細い丸太が入荷され、一本芯の丸彫等も作られるようになった。唐木類の材料が減少し、また価格的な問題も影響して、現在では木材を薄くスライスして集成した前彫り、前丸等も登場し、人工的に黒丹に似せた人造黒丹(人国)や柿に似せた人柿も、多く使用されている。
黒丹前杢正角
ひとくちに黒檀といっても樹種により色調に違いがあり、通常これを本黒丹
縞黒丹、青黒丹、斑入黒丹に区別される。今では黒丹といえば縞黒丹が
代表されるほど広く用いられ、特に床柱などにはほとんど縞黒丹に限られる。
心材は、黒色と紅色を帯びた褐色が混じり合って縦断面に美しい縞模様を
あらわすために好まれる。
紫檀前杢正角
辺材は初め淡い黄白色から灰白色で、のち淡黄褐色から淡褐色になる。
心材は初め紅紫色でのち暗紫色、紫褐色、黒褐色などになり、しばしば濃色
と淡色が縞になって美しい。肌目の精粗は中庸からやや粗だが、濃色、重硬
で道管内に着色物質がつまるためち密な外観をあたえる。木理は通直か交錯
する。乾燥は遅いが狂いは少なく、乾燥後の寸法安定性は高い。心材の耐久性はきわめて台。重硬なわりには切削性がより美しい仕上がりが得られる。
タガヤサン前杢正角
紫檀・黒壇・鉄刀木の三種が正倉院御物の時代から知られ、唐木を代表する
ものである。
辺材は淡黄白色または灰白色、心材は紫黒色から黒褐色で、辺心材の差が
明瞭。密な間隔で幅の広い帯状柔組織が同心円状にあり、規則的な淡色の
縞筋となって現れ、板目面では独特の模様が珍重されてきた。肌目はやや粗、
木理は交錯する。
カリン前杢正角
辺材は淡灰黄色から淡黄褐色を示し、狭い。心材はふつう紅褐色から帯桃暗褐色であるが、個体によっては暗褐色、黄赤色、金褐色などを示す。特に広い
地域に分布するカリンは材色の変化が大きい。生長輪が明瞭で、縦断面では
濃淡がやや縞をなす。肌目はやや粗、木理は交錯する。ときに美しいこぶ杢が
でることがある。乾燥に際しては収縮率が小さく、狂いが少なく、乾燥後の寸法安定性が高い。
床柱
磨き丸太(みがきまるた)
変木丸太(へんぼくまるた)
角柱(かくはしら)
床の間
床框(とこかまち)
落し掛け(おとしがけ)
床板(とこいた)
網代(あじろ)
矢羽根(やばね)
市松(いちまつ)
石畳(いしだたみ)
加工銘木
床の間部材(とこのまぶざい)
玄関部材(げんかんぶざい)
ウッド・ショップ
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