天然絞り丸太


天然出絞		天然入り絞

天然絞
自然の状態で、表面全体に細くゆるやかなシワ（波状）の出来たものをいい、立地条件と樹令に大きく左右される。立地条件としては、土地のやせた所、または日光の方向（日なた絞と呼ばれ、片方だけに絞が出来る）に関係する、床柱に適するほどの天然絞は、非常に数が少ない

天然入り絞
細いスジ状の絞をもつものである。これも先天的な性質を受け継ぐが、立地条件にも多少左右される。

天然出絞
前述の天然絞とは逆に、表面がコブ状、波状に現れたものをいう、非常にめずらしものである。立地条件とは無関係で、先天的に親木の性質を受け継ぐため、さし木で増殖されている。しかし品質的に素直に育ちにくい面があり、高級床柱に適するように育てるのは大変である。現在床柱としては、最高級品とされている、いろいろな種類があり、グレイドには段階がある。